「クローバーフィールド(CLOVERFIELD)/HAKAISHA」 監督/マット・リーヴス
基本的にネタバレはしない方向で感想を書いてますが、この作品に関しては特にそうですね。
これをネタばらししたらもったいないし、申し訳ない!
あぁ、でもこの映画の場合、それでも好奇心かき立てるのかな?
おっ……面白かったです〜!
でも、めちゃくちゃ……恐かった……。
今まで、あくまでストーリーとしてしか描かれてなかったような。集団パニック。
少し前に観た「バンテージ・ポイント」では、ずっとビデオ撮影した彼は、ちょっと今回にかぶるけれど、それもあくまでそうして追っている姿を第三者的に映していたし。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」はこんな感じかな?
あそこまで不親切設計ではないけれど(ちゃんと分かるように撮ってくれているし)。
何か大きな恐怖が街を襲って、大きな被害が出るシーンは映画には多々出てくるけれど、ここまで集団パニックをリアルに描いてくれる映画は初めてです。
おかげさまで、想像力の乏しい私でも存分過ぎるほどにその恐怖を味わいました。
普通に映画として観ていれば、その存在が何者かも、今どういう事態が起こっているかも、力持つ人が「英断」を下す所も盛り上がって描かれたりして、第三者としてはらはらドキドキするわけですが……。
今回の映画は、何も分からないままに、何かが起きて、街が酷いありさまになっていく様子をありありと体験し、それに巻き来れた人々の恐怖とパニックをそのままダイレクトに伝えてくる物だから……い、痛かったです。
こうした視点を持って、初めて、他の色々なパニック映画であのシーン、そのシーンで巻き込まれた群集は、こうしたパニックの中で多くの命を落としていったのか……と感じることも出来て。
観終わった後、ドキドキしたなぁと思いつつ、気持ちとしてはもう終わっていた事のはずなのに、帰りの道々にも恐怖の名残がいつまでもいつまでもこびりついていて…、なんの変哲もない夜の町が、映画のシーンとかぶって「これが壊されていったら」、「こうして平和に歩いている人が、自分が、いきなり恐怖に巻き込まれたら……」などなど、リアルに想像に沈み込んでしまうのです。
これが恐怖なのかなぁと思ったりもして。
そうして、事件に巻き込まれる多くの人は何も知らないまま、恐怖を味わって命を落としていくんだ……と思うと、どんよりとしました。
……悪い意味でなく、想像力が広がったという意味で。
……んー、私は巻き込まれて死んでしまう側になるが85%、無事避難できるが15%くらいかな……低ぅ。
印象的だったのはエンディングになっても、皆さん物音一つ立てないまま固まっていた事。
大抵、数人さっと立ち上がって出て行くのにね。
そういう方がようやく動き出したのはエンドロールがスクロールし出して、たっぷり数分たってからでした。
超・余韻。
でも、これ、こうして巻き込まれてる側のビデオという形の映画でしたが、今度はそれを普通の映画としてまた上映しても良さそうな……。
めっちゃ人行くと思う。私も行くわ……恐いけど。
だって……そうでないと、ねぇ?
あ、ちなみにテレビで紹介されていた時も画面酔いに注意など聞いていましたが、私は特になかったです。
車酔いしやすいたちなんですけれどね(船はかなりつよいんだけど)。
でも、心配な人は座席の位置に気をつけたほうがいいかも。
後方寄りで、中心に近く……左右に偏りすぎて首を曲げた見る状態だと、頭痛とかも起こりやすいですしね。
【出演】
マイケル・スタール=デヴィッド マイク・ヴォーゲル オデット・ユーストマン
リジー・キャプラン ジェシカ・ルーカス T・J・ミラー
- [2008/04/22 11:49]
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