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「りかさん」 梨木香歩 


「からくりからくさ」の前の話だったんですね。子ども時代。
こっちから読んだ方がとっつきが良かったかなぁ?とも思いましたが、それにしては知らなければあまりにも些細な、伏線がたくさん散らばっていたので、やっぱりこっちが後でよかったかな。
「からくりからくさ」→「りかさん」→「からくりからくさ」の順が面白いかもしれない。
夜の闇が失われて、どれくらい経つのでしょう?
ろうそくの灯りではなく、煌々とした無粋な電気が闇を破り、そこに息づいていた密やかなものまで突き破ってしまった、そんな気がしてなりません。
効率面、衛生面、治安面、様々な視点でいいことばかりに思える発展も、目に見えない形でバランスを崩し、結果として人としてのバランスも崩されているんではないか、むしろ自分自身が崩してしまっているんではないか、と。
漠然とした思いを昔から今に至るまで、時折強く思い起こされるけれど。
こうした本を読むと、なおさらそうした思いが揺り返されてなりません。
明るい光が人の心に息づく情緒すら奪っているのではないかと。
ま、考えすぎているのかもしれませんが、あまりに物にも人にも気持ち(機微)にも無頓着になりすぎているのが現状です。
私もまたその流れの中に身を置いている以上、こうした本や色んな物に触れ、せめて鈍ってしまわないように磨きをかけたいなぁと、ふと思いました。
そんな作品。
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