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「阪急電車」 有川浩 



実は大阪という場所には一度も訪れた事がありません。
大阪の人は周りに多いのですが、その場所というものは想像がつかない世界です。
どんなところだろう? やっぱり元気がいい人ばかりなのかな?
ノリ突っ込み(ていうの?)が基本? お笑い遺伝子? 冗談ばりばり?
陽気なイメージばかりですが、実際どうかというと、はて、はて、はて?
そんなところ、この本に出会いました。ハードカバーです。高いです。(笑)
でも、本屋で3度ほど迷い、ぱらりとページを捲っては衝動と戦い……買ってしまいました。

阪急電車というのは短い路線のようですよ。
そのうちの一つひとつの駅名が章タイトルになり、お話ごとに主人公となる乗客がころりころりと変わります。
ごくありふれた車内の風景で不意に繋がる縁、見えないまま交錯する思い……。
お話の中心となるのは大学学生から受験生、美人OLやおばあさんなど、色々な視点のお話が広がります。
本の前半が往路、後半が復路で、往路から半年経ってからのお話。
全体がほんわり暖かい空気が漂って、文体もとても丁寧で優しい感じを受けるのでとても読みやすい。
その中で、一期一会や繋がる絆を自然な流れで描いてある。
参った、困った……この作家さん、好きになっちゃうかもしれない!(困ったは照れ隠しね)
好きだなぁ、こういう温かい話を書ける人。何より人の気持ちを独り善がりでなくきちんと汲んで描く人。
何より、話が綺麗だけで収まらず、きちんと人のどろりと醜い部分。
誰もが目を背けたい、いつもは見ないふりしている部分に焦点をあてて、きちんと向き合っているのがいい。
これは……本棚に入れてしまう本でした。
いいな。有川さん!
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Comments

トラックバックありがとうございました。
温かい空気を感じられて心地いい作品でしたね。
始めての方に最適な、バランスが取れてて、とてもいい一冊でした。
有川さん、気に入られたみたいでファンとしてもうれしいです。
私のブログの作家さんリストの中に有川さんの本の一覧があります。ご参考に。
よかったら他の作家さんのも読んでみてくださいね。

これからも、コメント、トラックバックなどお気軽にどうぞ。

ありがとうございます。

こちらこそコメントいただき、どうもありがとうございます。
実は有川さんの本はこの後に、他にももう一冊読み、改めて好みだ…と実感していた所です。
他の作品も読みたいのですが、自衛隊関係なんですよね……うーん。
今度、他の作家さんの本も読ませていただきますね。
コメント、どうもありがとうございました。
  • [2008/02/22 09:36]
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  • ありす@管理人
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「阪急電車」有川浩

阪急電車(2008/01)有川 浩商品詳細を見る ネタバレを注意しましたが、本人が気付かずにバラしているかも。 宝塚劇場で有名な宝塚駅から西宮北...
  • [2008/02/21 12:32]
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阪急電車 有川浩

装画は徒花スクモ。装幀は平川彰。「パピルス」掲載に折り返し分書き下ろし。 8駅片道15分間の阪急電車今津線、折り返し16編の連作短編集。平凡だけど個性豊かな老若男女の乗客たちが織り成すドラマ。各駅ごとに変わる主人公た
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